京都の旅館が水道水を提供(偽名水)


京都市中京区の旅館「石長松菊園(いしちょうしょうぎくえん)」が、水道水を京都三名水の一つ「染井(そめい)」と偽り宿泊客へ提供していたことが分かった。長時間並んでわき水をくむのが大変だとして、3〜4年前から水道水に切り替えていた。


染井は同市上京区の梨木(なしのき)神社から出るわき水。連日、多くの人がペットボトルなどに入れて持ち帰っている。同旅館は当初、神社からくんできた水を修学旅行生以外の宿泊客に提供。本館大浴場の脱衣所2カ所に置いていた冷水器は「『染井』のおいしい水 染井よりくみ出したおいしい水です」などと説明していた。


従業員が3日に1度、1キロ北の同神社にくみに行っていたが労力がかかるため約1カ月で水道水に切り替え、冷水器の表示をそのままにしていたという。冷水器は今年4月、修学旅行シーズンになったため撤去した。
同旅館は木戸孝允の屋敷跡にあり1954年創業。受け入れ客の半数は修学旅行生という。


かわいそうなのは、信じて飲んでいた人で、なんともやりきれない。
面倒と思うなら最初からそれを売りにするなといいたい。
染井目的で選んでいるとは思えないので、今後は真摯に取り組んでもらいたい。