IE関与の脆弱性Firefox側が対処


IEの関与によりFirefox脆弱性が発生する問題で、Firefoxの次のリリースでこの問題を修正すると表明した。

この問題ではIEで悪質なWebページを閲覧し、細工を施したリンクをクリックすると、コマンドライン経由で別のWindowsプログラムが起動し、悪質ページのURLデータをそのプログラムに引き渡してしまう。
この仕組みによってIEからFirefoxに URLデータが送られ、このデータに特定の細工が施してあれば、Firefoxでリモートからコードを実行することが可能になる。


ブラウザの相互作用で脆弱性が発生するケースは過去にAppleSafariFirefoxの間でも報告されたことがあり、このときはApple側で問題を修正した。


Microsoftは現時点でパッチリリースの予定はないとみられるため、Firefox次期リリースの2.0.0.5でこの問題に対処。
IEから Firefoxに悪意のあるデータが送られないようにするとMozillaが表明。ただ、現時点では未確認ながら、ほかのWindowsプログラムにも、 IEから悪意のあるデータが受け渡されてしまう問題が存在する可能性はあると指摘している。


Mozillaでは、Firefoxを使ってネットを閲覧している限りこの脆弱性を突いた攻撃に遭うことはないと強調。ネット閲覧にはFirefoxを利用し、未知のWebサイト閲覧には注意するよう呼び掛けている。


まあFirefox利用者にとっては、一応次のリリ−スが出てくるまで、注意した方がいい。
むやみにリンクはクリックしないことに尽きるかな。