DNAを人工的に完全合成 米チームが成功


ある種の細菌の全遺伝情報(ゲノム)を含んだDNAを人工的に完全合成することに成功したと、米科学誌サイエンス(電子版)に24日発表した。
できたのはゲノムの合成までで、細菌そのものをつくったわけではないが、今回の成功で、望み通りのDNAを持つ「人工生命」をつくり出す技術に一歩近づいた。


細菌の中では最小クラスのゲノムを持つ「マイコプラズマ・ジェニタリウム」のDNAを、設計図である遺伝情報を基に約100の区画に分けて化学合成。
それを特殊な酵素を使うなどしてつなぎ合わせた後、酵母菌に組み込んで完全なゲノムを得た。
できたゲノムは、意図的に取り除いた病原性にかかわる遺伝子を除き、自然の細菌が持つすべての遺伝子を持っていたという。


映画のような世界が着々と進行している感じかな。夢のような世界が現実化すのかなあ。ただ気がかりなのは、人は必ず過ちを犯す動物だから取り返すことが出来ないことをしなければいいのだが。
生物兵器開発に悪用される恐れもあるわけだから、慎重な対応をしなければならないと思う。
まだ先は長いみたいだけどね。