熊本市赤ちゃんポストを許可。


昨年11月に熊本市の慈恵病院が設置を検討していた国内初の「赤ちゃんポスト」の設置を、熊本市が許可すると発表し注目を集めている。
病院が計画を発表して以来、設置については「失われる命が救われる」「安易な育児放棄に繋がる」といった賛否両論の声が上がっていた。


同病院の「ゆりかご」は、1階に新設する「新生児相談室」の壁に窓を設け、保育器を設置。新生児を置くとブザーと監視カメラが作動。24時間態勢で職員が駆け付けて新生児を保護する。


病院が保護した新生児は体調などを考慮しながら原則的に県の児童相談所に引き渡され一時的に保護、その後は県内の乳児院などで養育する。

厚労省が「設置に違法性はない」としたことから、市は「子どもの命を救う緊急避難措置になりうる」と前向きな姿勢を示してきたが、一方で安倍晋三首相が抵抗感を示すなど、育児放棄を助長するとの批判も出た。


このため熊本市は病院、県との連携を強化。
(1)市は独自に妊婦などの相談に応じる24時間体制の相談窓口を新設するため相談員を増員する
(2)病院は新生児相談室を設置して相談体制を充実させる−など、安易な利用を防ぐ態勢を整備し許可に踏み切ることにした。

厚労省は設置に違法性はないものの、市が求めた文書回答は拒否。国が全国的にお墨付きを与えたものではないとの立場をとっている。


今回の赤ちゃんポストという名が悪いと思うが、もう少し配慮した方がいいのではないか
こういう施設がないのに越したことが、必要性が出てきたことは残念である。
まず第一は赤ちゃんの命を守ることである。

育児放棄を助長を危惧する声もあるが、社会がそういう状態に追い込んでいる向きもあるので、個人に押し付けるのではなく社会で子供を育てる視点で考えるべきである。

政府の責任は重いのではないか。