薄さ12mmの電子ペーパー搭載情報端末


富士通フロンテックは、XGAサイズの電子ペーパーを採用し、薄さ12mmに仕上げた携帯情報端末「FLEPia(フレッピア)」を開発、法人向けサンプル販売を開始した。


今回発表された「FLEPia」は、カラー電子ペーパーを採用した情報端末。OSはWindows CE 5.0で、XScale RISC CPUを搭載する。
無線LANIEEE802.11b/g)やSDカード(SDIO対応、最大4GB)をサポートし、128bit AESでのコンテンツ保護が可能となっている。

ディスプレイ部は、タッチパネル機能を備えた電子ペーパー
8色表示か、4,096色表示が可能で、画面書換速度は8色表示の場合で2.8秒、4,096色表示の場合で10秒かかる。
また電源がなくなっても、静止画像は半永久的に表示できる。リチウムポリマー充電池を利用するが、電力は画面表示と書換時に消費する形となっており、8色カラーの画像を1分ごとの表示で3,000ぺージ見た場合、1回の充電で50時間駆動する。


操作部として、本体にはスクロールボタンや6種類のファンクションボタン、電源ボタン、ステレオスピーカー、ヘッドホン端子、USB mini-B端子(2.0)が備わっている


モデルは12インチのA4サイズ型と、8インチのA5サイズ型の二種類で、A4、A5タイプともに企業向けに10台単位で販売する。
販売価格は10台ごとの注文となり、A4タイプが262万5000円、A5タイプは157万5000円。出荷は10月末の予定。


今後は、大量生産・販売になれば価格は下がるだろうから、期待して待ちたい。
ただ、これからは超薄型に拍車がかかるのは、住宅状況から考えるといいことかもしれない。
どんどん技術革新が進んで、ついて行けない部分がある。