Googleイメージ検索から新検索システムへ 画像認識が面白い


千葉県・幕張で開催中の「CEATEC JAPAN」では画像認識技術に注目が集まっている。
次世代検索システム「Cyber Space Navigator」
このシステムはメタデータに頼らずに動画像や音声を検索する技術。動画像や音声そのものをクエリにして検索できる。
Googleのイメージ検索などと異なり、1つの動画像、音声を指定すると、その動画像、音声に似たものを検索する。


タグなどのメタデータが不要なのは、動画像や音声をパターン化して、特徴を数値化するから。この数値を比較することで、似た動画像、音声を探し出す。
動画像の検索で数値化するのは、色や構図など。音声ではコード進行やテンポ、音の波形を数値化する。キーワードを使った動画像検索では、キーワード選択によってはユーザーが求める検索結果が出せないケースがある。しかし、動画像自体で検索することで検索結果の品質を向上できるとしている。


信号、看板を認識しルート案内に活用
イオニアは車載カメラを使った画像認識カーナビゲーションを参考出展。
車載カメラが捉えた外部の映像を解析、信号や看板を認識してリアルタイムにルートを案内する。カーナビのディスプレイに矢印や補助線、強調線を表示し、ユーザーの注意を促す。
同じ画像認識技術を応用し、走行中の周辺車両の挙動を認識してドライバーに通知する機能や、道路景観を解析して、人工物が少ないなどの単調な風景が続くと別のルートをドライバーに提案する機能もある。


画像認識技術はすごい勢いで進化しているのに驚いている。ちょっと凄すぎるぞ。
興味のある方は覗いてみたらどうだろう。
CEATEC JAPAN 2007」は6日まで開催、来場者数は20万人に達する見込み。入場料は一般・1000円、学生が500円、事前登録しておけば無料となる。