小中高生の体力・ここ10年は下げ止まり


低落傾向とされる子供の運動能力のうち、短距離走のスピードと投げる力は過去10年間、ほとんど低下していないことが2006年度体力・運動能力調査で分かった。


1987〜96年度と97〜06年度に分けて記録の変化を初めて比べた結果、後半の10年では小中高生いずれも統計上の変化がなく、一部で記録向上も見られた。小学生の立ち幅跳びと中高生の持久走も、最近10年間は低下の度合いが緩やかだった。


底を打ったのかどうかは、今後を見守るしかないが、今の子供たちの置かれている環境をみていると、まだまだ体力は低下するだろうと思われる。
ITの進化及び外での安全(コミュニティの崩壊)の不安定化に伴い、運動不足によるものが大きい。
それと食生活の変化も関係しているかもしれない。
未来を担う子供たちには心身ともにすくすく育ってもらいたい。その為にも環境作りは早急にやるべきことであろう。