青空文庫、収録作品6500点を収めたDVD-ROMを8000の図書館に寄贈


DVD-ROM付き冊子の名称は、「青空文庫全 もう一つの読む自由」。
文化作品の幅広い活用を促進するのが狙いだ。
公共図書館および大学/短大/高専に付属する図書館3000カ所には10月末、高校の図書館5000カ所には11月20日ごろ届ける。


青空文庫は、主に著作権の切れた小説や詩などを電子化し、インターネット上に公開している電子図書館。2007年で開設10周年を迎えることを記念し、今回の寄贈事業を企画。


DVD-ROMには、著作権が切れた作家と翻訳家407名による作品が収録。
付属の冊子では、DVD-ROMの使い方に加えて、寄贈企画の狙い、著作権保護期間の延長に反対する青空文庫の考え方などを説明。


一方、任天堂の「DS文学全集」は、明治から昭和にかけて生み出された日本の名作100作品を、「原作」と「あらすじ」の両方で読める読書ツール。「ニンテンドーWi-Fiコネクション」を利用して、新たな作品を無料でダウンロードできる。


著作権に絡んだ問題で、読者としては安価に読めるのは良いが。著作権保護の扱いを間違うと作者の意欲低下する懸念する面がある。
今回の青空文庫の行動は、著作権保護期間を延長反対する立場からのくるものだろう。
本を読まなくなった現代においては、本の重要性を再認識させたことから、どう扱うか難しい問題と感じる。