長寿命・急速充放電で安全性も高い2次電池


東芝は12月11日、長寿命・急速充放電などの特性を持つ新型2次電池SCiB」を製品化し、08年3月から量産を開始すると発表。


SCiB」は、高引火点の電解液などを採用。内部短絡や熱暴走が起きにくいいため、破裂や発火の可能性が極めて低いのが特徴。50Aの大電流充電が可能なため、SCiBセル、標準モジュールともに、電池容量の90%以上を5分間で充電できる。
5000回以上の繰り返し充放電が可能で、1日1回の充電で10年以上繰り返して使用できる。また、急速充電による約3000回の充放電サイクル後でも、容量低下は10%未満だという。


SCiBは電動自転車や電動バイクフォークリフト、建設機械などに加え、非常用電源や風力発電での電力回生や電力品質の安定化などの用途への適用が可能との事。


電池の安全性での問題が問われている中、SCiBは安全面・多種多様に利用可能等を考えると、今後のこの電池の将来性に期待していきたいものだ。
限りある資源を活用していかないとね。