専大北上高野球部が解散


西武の裏金問題が野球部解散にまで波及した。
元指導者が同問題に関与し、学費免除の奨学制度などでも学生野球憲章違反をしていた専大北上高(岩手)が16日、硬式野球部を解散した。
岩手県高校野球連盟を通じて解散届を提出し、日本高校野球連盟に受理された。同部は同好会として再スタートを切る。一方で、日本高野連では再発防止策をきちんと講じれば同校野球部の高野連復帰の可能性もあるとし、同校も早期に高野連へ再加盟申請する意向を示した。


専大北上高野球部の解散を発表した。
専大北上高は04年にも当時の監督が選手のプロ入団契約に絡んで謝礼金を仲介しようとした不祥事で謹慎処分を受けた。そして今回、西武から同校OBの元早大野球部員への金銭供与と元野球部コーチの関与、学生野球憲章に違反する「学費免除」が発覚した。


除名処分を受ければ、高野連への再加盟はできない。14日に同校で高木校長を委員長とする14人の委員で「硬式野球部緊急再生委員会」が立ち上げられ、解散の方向が示され決定に至った。同日、硬式野球部の保護者にも説明がなされた。除名も予想された18日の高野連の審議委員会を前に先手を打つ形となった。


現3年生は甲子園の道は閉ざされたが、1.2年生には行ける可能性を残す形をとろうとした上の今回の野球部解散と思われる。
今後の学校側の対応しだいだろうから、生徒のためにもがんばってもらいたい