Google Gears Webアプリをオフラインで動作


Googleは、Webアプリケーションをオフラインの状態でも使えるようにするブラウザ拡張「Google Gears」のベータ版を公開した。
対応ブラウザはInternet ExplorerおよびFirefoxで、Windows版、Mac OS X版、Linux版が用意されている。その他のブラウザについても今後順次サポートの予定。


Google Gears
PCがネットワークに接続していない場合などでもWebアプリケーションを利用できるようにするブラウザ拡張。
PC側にローカルサーバーやデータベース機能を持たせ、インターネットに接続していない場合にもローカル内でWebアプリケーションが実行する。


Googleではブラウザ拡張と合わせて、Google Gearsの機能を使ったWebアプリケーションを構築するためのJavaScript APIを公開。ブラウザ拡張・APIともオープンソースBSDライセンス)での公開となっており、誰でも自由に利用できる。


Googleのサービスでは、
1.RSSリーダーの「Google Reader」がGoogle Gearsに対応。
Google Gearsをインストールしている環境でGoogle Readerにアクセスすると、右上に緑色の矢印のアイコンが表示され、オフラインモードに切り替えられるようになる。
オフライモードにすると、最大2,000件のフィードがローカルディスクに保存され、インターネットに接続されていない環境でもGoogle Readerが利用できるようになる。後でオンラインの環境になった場合にはオンラインモードに戻すことで、オフライン時に行なった操作がオンラインのGoogle Readerに反映される。


Googleでは、Google Gearsオープンソースで公開することで、多くの開発者に利用してもらい、フィードバックを得たいとしている。また、この分野ではMozillaOperaAdobeとも協力しており、Webアプリケーションをオフラインで動作させる環境の標準化を目指す考えだ。


最近のGoogleの動きは、すごすぎで後の追随を許さない穂でどこまで行くのかが見逃せないものになってきた。
利用者にとっては、進歩していくネットは喜ばしい面はあるが、何事も一極集中は弊害をもたらすので、他社にもがんばってもらいたい。