年金記録サンプル調査 3000件中数件の食い違い  


柳沢厚生労働相は7日、国民年金加入者の過去の手書き記録から3000件の記録を抽出し、社会保険庁のコンピューターと照合するサンプル調査の結果、数件の記録に内容の食い違いが見つかったことを明らかにした。


食い違いは5件未満とみられる。社会保険庁が手書き記録の総数を把握していないため、食い違いの総数は推測できないが、相当数に上ると見られる。


7日の参院厚生労働委員会で、厚労相がサンプル調査の途中経過を報告した。調査は、民主党が求めていたもので、最終報告は週明けになる見通しだ。


報告では、手書き資料は存在するもののオンライン化されていない「入力漏れ」のケースは見つからなかったとした。数件の食い違いは、手書き記録をオンライン化する際の転記ミスが原因と見られるが、食い違いの中身は明らかにされていない。


年金問題は個人の生活に直結することだから、人事では重大なニュ−スである。
いつもと事ながら、情報は小出しにか出さない旧態依然とした行政にはあきれるばかりだ。学習能力というか危機意識がなさ過ぎる。社会保険庁は全部出し切れていない分がおそらく出て来るだろうから、どう政府が対処するか。
100年は大丈夫といいながら、この無様な様子をみていると、この年金行政が崩壊しないか不安を感じる