iPod製品群が一斉アップデート


iPod classic
従来まで"iPod"と呼ばれていたオリジナルモデルが、今回より初めて「iPod classic」という名称を与えられてバリエーションの1つに加わった。外見上は従来の第5世代モデルとほぼ同等で変更ないものの、内蔵ストレージの HDD容量が大幅に増量されたほか、インタフェースが一新されて新型iPod nanoと同じタイプのものに変更されている。容量バリエーションは80GB/160GBと従来の30GB/80GBから大幅に増え、インタフェース変更とともにiPod nanoと同様のゲーム購入サービス利用が可能となった。

バッテリ駆動時間は160GBモデルで音楽再生時40時間、ビデオ再生時7時間が目安。一方の80GBモデルは音楽再生時30時間、ビデオ再生時5時間が目安となる。発表同日より発売開始となっており、カラーバリエーションはシルバーとブラックの 2種類が存在する。


iPod shuffle
インタフェース変更の関係で比較的大きなアップデートの行われた他の2つの製品と異なり、iPod shuffleではカラーバリエーション以外での大きな変更は行われていない。筐体形状は第2世代と同じで、ストレージ容量は1GB、価格も79ドル (9800円)と従来のまま。カラーバリエーションは従来のシルバー、ピンク、グリーン、ブルー、オレンジの5色に対し、新製品ではシルバー、グリーン、ブルー、レッド、パープルの5種類。ブラックがパープルになった以外、新型iPod nanoのカラーバリエーションに沿った形となる。


iPod nano
今回最も大きな変更が行われたのがiPod nanoだ。2005年9月の登場以来、第3世代にあたる新型nanoは初めて筐体デザインに大幅な変更が加えられ、従来の縦長フォルムから正方形に近い形状になっている。筐体サイズは69.8(H)×52.3(W)×6.5(D)mmで、重さは49.2グラム。"薄さ"が第2世代と同じままで高さが形状変更で短くなっている一方で、横幅と重さが若干従来より増えている。だが液晶ディスプレイのサイズが1.5インチから2.0インチQVGA(320× 240ピクセル)へと大型化しており、それを受けてのものだと思われる。

その他の大きな変更点としては、iPhone / iPod touchで採用されたCover Flowなどの新しいインタフェースを採用した点と、動画再生機能をサポートした点が挙げられる。バッテリ駆動時間は音楽再生時で24時間、動画再生時で 5時間を目安としている。またゲーム機能の充実も図られており、標準の「iQuiz」「Vortex」「Klondike」の他、今月中にはiTunes Storeを介して「Sudoku」「Tetris」「PAC-MAN」といったゲームの購入も可能となる見込み。

カラーは標準のシルバー、ブラック、ブルー、グリーンの4色に加え、スペシャルカラーのレッドで全5種類。従来の2GBモデルは廃止され、4GB(シルバーのみ)と8GBの2種類が提供される。


かなりのバリエーションがあるので、自分のスタイルに合わせて楽しめるのではないだろうか。
進化しつづけるiPod ということだ。


Apple iPod touch 8GB MA623J/A

Apple iPod touch 8GB MA623J/A

Apple iPod nano 8GB ブラック MA497J/A

Apple iPod nano 8GB ブラック MA497J/A