衝突原因は人為的ミスか


千葉・野島崎沖で海上自衛隊イージス艦「あたご」とマグロはえ縄漁船「清徳丸」が衝突した事故で、清徳丸を右舷側に見て航行していたあたごに海上衝突予防法に基づく回避義務があったことが分かった。乗組員による目視が不十分だったため清徳丸に気付くのが遅れ、回避動作が間に合わなかった可能性が高い。


20年前の海上自衛隊潜水艦「なだしお」衝突事故の教訓が生かされなかったことは、非常に残念である。現在捜査段階と思うがなだしおの時のような自己保身(日誌の改ざん)に走ることなく、きちんとやってもらいたいものだ。
今回も情報伝達の遅れが取りざたされているみたいで(大臣への連絡は1時間以上)危機意識のなさは目を覆いたくなるほどの酷さである。政府の対応も遅すぎだ。
トップから役人の末端までしっかりした危機意識を持たないと、またぞろ同じようなことが起こるであろう。