日銀人事に民主不同意


日銀人事をめぐって、民主党の要求に沿う形で白川方明副総裁(58)の総裁昇格案を提示した。これで、日銀総裁空席という事態を解消できるが、「ねじれ国会」で力を持つ民主党に屈した形だ。一方、民主党渡辺博史前財務官(58)の副総裁起用案をめぐって、小沢一郎代表が否定的な考えを表明、鳩山由紀夫幹事長が容認の構えを示すなど党内に亀裂が走っている模様。


民主党の方針
白川方明副総裁の総裁起用→同意
渡辺博史前財務官の副総裁起用→不同意


小沢代表の財務省からの天下りは断固拒否するという姿勢は崩れることはなかったようだ。
現在は予算権をもつ財務省の影響力(地方・他の省庁)をフルに利用しているのが政府与党だからこそ、何度も財務官僚を押し込もうとしていると思える。
鳩山幹事長は同意の方向に動いたみたいだが、数年後総裁に財務官僚を押込もうとした場合、不同意するのか?同意しかないのではないだろう。
そういう意図もあって、政府与党は提案してきたと思う。
しかし、民主党内はまとまっていくのかなあ。