夏型過敏性肺炎・・・繁殖したカビの胞子を吸い込み発症


梅雨で体調を崩しやすいこの季節、咳や微熱が長引くようなら要注意。てっきり夏風邪とばかり思っていたら、アレルギー性の肺炎に罹っているケースがあるからだ。


夏型過敏性肺炎とは
ほこりや鳥の糞、カビや細菌を繰り返し吸い込むことにより、気管支や肺でアレルギー反応を起こす過敏性肺炎の1つ。
夏になると咳や発熱などの風邪のような症状から始まり、悪化すると息切れや呼吸困難という症状に発展する。



原因
主原因はカビです。中でもトリコスポロンというカビを吸い込むことによって起こる病気。
梅雨から夏にかけて湿度が70%以上になる季節に多く発症します。
トリコスポロンはホコリの多い場所、通気の悪い床下(地下室)、エアコン内部、台所や浴室にも多く繁殖します。


症状
咳や発熱などの軽い風邪のような症状。
風邪だと思って放っておくと症状が徐々に悪化して、息切れや呼吸困難を伴う肺炎のような症状が現れる。
原因となる環境から離れると症状が治まるのも特徴です。


予防と対策
おかしいと感じたら検査での確認を!
血液検査や肺機能検査、胸部レントゲンなどの検査を受けられると良い。


原因の除去

  • 湿度に注意
  • 水拭き掃除を心がける
  • 除菌はマメに!
  • 布団のお手入れ


ジメジメしたイヤな季節だから、健康には気をつけないとね。
知識が有無によって、軽く考え命を落とすこともありうるので、こういう夏型過敏性肺炎のもあるのでという事を頭の片隅においていた方がいいかもしれないね。