乳がん転移を抑制するたんぱく質発見


細胞に含まれる「CHIP」というたんぱく質が、乳がんの増殖や転移を強く抑制することを、筑波大の研究チームが突き止めた。
乳がんの転移に関連するたんぱく質が見つかるのは初めて。


乳がんの死因の9割は、他の臓器への転移。
これまで乳がんの増殖を防ぐ、抗エストロゲン剤やハーセプチンといった抗がん剤が幅広く使われているが、転移を防ぐ治療法はない。


細胞内で不要なたんぱく質に標識をつける役割を持つたんぱく質の一種「CHIP」に着目。
この標識で別のたんぱく質が認識し、分解するが、乳がん患者を調べたところ、悪性度が高い乳がんほど、CHIPの量が減少していることを発見した。
CHIPは乳がんの転移や悪化を防ぐ働きがある。
これを活性化する分子を見つければ、乳がんの転移を防ぐ効果的な新薬開発につながる。


まだまだ研究段階だろうが、がんの戦いに挑んでいる人にとっては早い新薬開発が待たれるが、いい方向に進んでいるとは思う。
朗報かな。
しかし、薬害だけは避けて為にも時間をかけてしっかりやってもらいたい。