百日ぜき患者が倍増


激しいせきが続く百日ぜきの患者が、今年は過去10年間で最も速いペースで増加していることがわかった。
今年に入って確認された患者は664人で、昨年同期(331人)の約2倍。大人も含めた全体の患者数も急増している


百日ぜきとは
風邪に似た症状で始まり、大人の場合は長引く激しいせきのほかは、比較的症状が軽いのが特徴だ。(春から夏にかけてが流行のシーズン。)
大人が感染源となって、ワクチンを接種していない乳幼児に感染すると、肺炎のほか、手足のまひ、目や耳の障害などの後遺症が残る例がある。


本来は子供の病気と思っていたが、大人がかかる場合が急増しているらしい。ただ大人の場合はやがて回復するが、怖いのが知らないうちに新生児や乳児の感染源になる可能性もあるので、細心の注意が必要であろう。
昨今の小児科・産婦人科の閉鎖や減少で急に駆け込むことができない場合があるので、周りの大人がちょっとしたことでも気づき、初期の段階で解決していかないとね。