北九州に光化学スモッグ注意報・・・九州・山口で今年初


北九州市は22日午後、若松、八幡西区に光化学スモッグ注意報を発令し、自動車の使用や外出を控えるよう呼びかけた。同日夕までに健康被害の訴えは寄せられていないが、一部の小学校で運動会の練習が中止されるなどの影響が出た。今年に入って九州・山口での注意報発令は初めて。


光化学スモッグとは
工場や自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物や炭化水素が日光に含まれる紫外線の影響で光化学反応をおこし、それにより生成する有害な光化学オキシダントエアロゾルが空中に停留しスモッグ状になることをいう。

光化学スモッグは、特に6月〜8月頃の、風が弱くて気温が高く晴れた日に発生しやすい。


光化学スモッグが発生しやすい日

  • 南系の弱い風(3m/秒以下)のとき
  • 気温が高い(20℃以上)のとき
  • 日差しが強いとき
  • 大気がよどんで視界が(4Km以内)悪いとき


光化学スモッグ予報、注意報などが発令されたとき

  • 屋外での激しい運動や水泳などは避け屋内へ
  • 目がチカチカしたりのどが痛くなったときは、水道水で目を洗ったりうがいをして、しばらく安静に


原因の一つとして中国大陸からの光化学オキシダントなどの汚染物質の飛来が指摘されている。
風の影響でどこまで飛来するかわからない以上、これからの時期は用心しないとね。


各地で光化学スモッグ発令状況が出ていると思うので、その情報をしっかり把握しようね。