プール熱・・・幼児らに流行の兆し


発熱や目の痛みなどを引き起こす咽頭結膜熱(プール熱)について、幼児を中心に流行の兆しを見せていることが、国立感染症研究所感染症情報センターの調べで分かった。
過去10年間で最大の流行だった06年に次ぐ規模で患者が急増しており、同センターでは、手洗いなどの予防対策の徹底を呼びかけている。


全国の小児科などからの報告によれば、今年の患者は5月中旬ごろから増え始め、先月24日現在で2万7693人。昨年の同じ時期よりも1200人以上多い形で推移している。
また年齢別では、5歳以下で全体の8割を占めている。
プール熱を引き起こすのは、アデノウイルス
ウイルスに対する抵抗力や免疫を作る力が弱いと感染、発症しやすい。


プール熱の症状は

  • 高熱・・・38〜40度の高熱が4〜7日間続きます。熱はなかなか下がらず、元気もなくなる。
  • ノドの痛み・・・ノドが赤く腫れ、4〜5日間痛みます。咳が出て、扁桃腺炎を伴うことも多くなる。
  • 結膜炎・・・目が赤く充血し、痛み、目やにが出、目を開けているのがつらくなる。


プール熱の予防法は

  • プールから上がったら・・・よく目や手を洗う。よくうがいをする。シャワーでプールの水をよく流す。
  • 家では・・・タオル、洗面器、食器などを家族と共用しない。大人の家族も手洗いをこまめにする。感染するのは、プールに限らない。手や指をひんぱんに石けんや流水で洗う。
  • 友達との接触は・・・症状が消えてからも2日間は学校をお休み。友達との交流もひかえよう。


どうも過保護になっているためか免疫力・抵抗力が低下しているらしく、そのため感染、発症しやすいみたいだ。
十分注意しておく必要があろう。
病院にかかる前に予防をしよう。